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最悪な現代のストレス社会 PTSD心的外傷後ストレス障害 まとめ

   


PTSDとは

心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい、Posttraumatic stress disorder:PTSD)は、危うく死ぬまたは重症を負うような出来事の後に起こる、心に加えられた衝撃的な傷が元となる、様々なストレス障害を引き起こす疾患のことである。[1]

心の傷は、心的外傷またはトラウマ(本来は単に「外傷」の意で、日本でも救命や外傷外科ではその意味で使われ、特に致命的外傷の意味で使われることが多いが、一般には心的外傷として使用される場合がほとんどである)と呼ばれる。

心的外傷後ストレス障害は、地震、洪水、火事のような災害、または事故、戦争といった人災や、テロ、監禁、虐待、強姦、体罰などの犯罪など、多様な原因によって生じうる。

PTSDになるきっかけ

以前は、文字通り命にかかわるような体験の後に起こるのが、PTSDと言われていましたが、現在ではさらに広く考える人が多くなってきました。死亡者が出るような災害や事故はもちろん、命にはかかわらないものの、強いショックを受ける事件事故、性犯罪、いじめ、虐待などによっても、PTSDが発症すると考えられています。

とくに、性犯罪、いじめなどは、客観的にみれば大きなことではない場合も、本人は激しく傷つくことがあります。他の傷害事件などの犯罪もそうですが、誰かが悪意をもって攻撃してこられた体験は、深く心が傷つくでしょう。

また、同じような家族の死や家屋の崩壊でも、阪神淡路大震災や、東日本大震災のように、町全体が壊滅的な被害を受けるような場合の方が、PTSDになりやすいと言われています。

乗用車の単独事故よりも、列車の大事故列車の大事故の方が、PTSDの危険性は高くなります。

また、虐待のように、長く続く外傷体験は、一度の衝撃体験によるPTSDとは異なる「複雑性PTSD」を起こすとも言われています。

毎年、520万人のアメリカ人がPTSDになります。

PTSD・特徴

PTSDが病気の一つとして精神科医たちに取り上げられるようになったのは
DMS-Ⅲが発表された1980年からです。

しかし戦争によるトラウマ後遺症としてはもっと以前から取り上げられていました。

PTSDは主に二つの症状にまとめられています。

●侵入性反応

●感情鈍麻性反応

侵入性反応

「何かやっていなくてはいられない」という過剰に昂ぶった状態・興奮状態。
→アルコール乱用・薬物乱用などの嗜癖(アディクション=有害な習慣)にはまり込んで人も。
(怒りの爆発 という状態もこの時に見られる)

■驚愕反応とパニック■
例) ●ベトナム戦争から帰還した人がヘリコプターの音を聞いただけでその場から逃げ出そうとする。
●エレベーターの中でレイプされた女性が エレベーターの前で立ちすくんでしまう。
●突然興奮したり、過度の不安状態になる。
■侵入性回想■
とても嫌な、思い出したくない記憶が 何も関係のない場所で(たとえば静かに読書している時などに)
フッと意識の中に侵入してくること。これが夢に出てくると、悪夢となります。

そうした回想が、事件当時に感じた恐怖や冷や汗などの生理反応と一緒になって 再体験されることを
フラッシュバックと言います。

■その他■
●トラウマ体験を思い起こさせる刺激(トラウマ体験と同じ様な場面、例えば音、臭い、場所、時等)が引き金にする事が多い。
●子どもの場合、トラウマ体験を思わせる遊び(ポスト・トラウマティック・プレイ)や話を繰り返す。

感情鈍麻性反応

例えば、強姦の被害にあった人が それから五年後にも無気力で憂鬱な状態が続いたとします。
しかし不安パニックや悪夢などは 最初の半年で収まってしまっていたとする。
そうすると、事件の影響はその半年のうちに収まっていて後に残った無気力や憂鬱は
その人の「もともとの病気であった」と解釈されてしまう。

しかし驚愕反応や悪夢などがなくなり
患者本人が表面上は平穏で落ち着いているように見えたとしても
良く観察すると 事件以後、深刻な人格変化が生じている場合があるのです。

派手な症状
●震え ●急な発汗 ●毛が逆立つ
これらが消えても、人間関係において深い情緒的な関係を避けてしまうことになりがちです。

強い衝撃を受けた直後に心はどうなるのでしょうか?

強い衝撃を受けるとショック状態に陥り、心の一部の働きを「麻痺」させることでやり過ごそうとします。虐待児が痛みを感じなくなったり、事故に遭った(目撃した)人が事故場面の記憶を一部失う、いじめによって無視しつづけられた人が感情を麻痺させる等があります。

ショックを受けた心は麻痺したままなのですか?

応急処置をしたり、ストレスに対して強い方は、自然に回復しますが、私達の心は、知覚・感情・記憶など様々な機能を統合していますから、一部が麻痺したままであると、後になって「異常信号」を出し始めます。血液の循環が悪いと足がむくんだり、頭痛がしたりする作用と似ています。異常を知らせるために様々な心理的・身体的症状が現れ始めます。これがPTSDです。

心が深く傷ついているという異常信号はどのような形で現れるのですか?

TSDの様々な症状として現れます。特に子どもの場合には、衝撃を受ける現場で「何が生じたか」を客観視する力が未発達のため、イメージや身体感覚等の主観的な情報といっしょに取り込んでいますから、PTSDの症状は、衝撃を受けた時のさまざまな主体的な体験とともに生じるようになります。悪夢、フラッシュバック、頭痛、腹痛、吐き気等様々な身体症状等があります。

PTSDの代表的な症状は、以下の3点にまとめられます。

1.トラウマと関係する過去の記憶・感情をリアルに再体験する『フラッシュバック』

2.トラウマと関係する人物・場所・事象が誘発する『回避・恐怖・パニック発作』

3.慢性的・恒常的な身体症状と緊張感を生み出す『自律神経系の覚醒亢進』

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、衝撃的な出来事によって生じた心的外傷の後遺症ということができます。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、放置しておくと、日常生活・社会生活にも支障をきたしますし、何よりも本人にとって大変苦痛なものです。よって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の自覚症状がある場合は、早めに医師(精神科・心療内科)にかかることをオススメします……といっても、本人が自分で医師にかかることができないことも多いので、心的外傷後ストレス障害(PTSD)には、周囲の理解が必要になります。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療には、通常は薬物療法と精神療法の双方が用いられます。特に心的外傷となる出来事に対する情緒的な障害の解決のためには「トークセラピー」が最も有効だと考えられています。

自己診断

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

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1 恐ろしい出来事が再び起きるような気がする。この気分は何の兆しもなく突然やってくる。
2 恐ろしい出来事にビクビクするような記憶があったりその悪夢を見たりする。
3 その出来事を思い出させるような場所は避ける。
4 何かが突然起こるとぎくりとしたり、怒る。
5 人を信用できず、打ち解けることがなかなかできない。
6 すぐに怒る。
7 他人は死んだのに自分は生きていて引け目を感じる。
8 夜眠れなかったり、筋肉が硬直したりする。

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